秋過ぐ

秋過ぐ

あきすぐ

俳句びと 公式スマートフォンSNS

あなたの句を、世界に届けよう

季語辞典で見つけた素敵な言葉を使って、今日の一句を詠んでみませんか?無料で投稿でき、他の愛好家と交流できます。

意味・由来

「秋過ぐ(あきすぐ)」は、深まりゆく秋が終わりを告げ、冬へと移り変わっていく季節の推移を表す晩秋の季語です。「行く秋」「暮の秋」などと同様に秋の去り行く寂寥感を伴いますが、「過ぐ」という動詞によって、時間の経過や季節が通り過ぎていく動的なニュアンスが強調されます。色鮮やかだった紅葉が散り尽くし、冷え込みが日増しに厳しくなる中で、ふと季節の終わりを実感する瞬間の情感を捉えた季語です。

この季語で詠むコツ

「秋過ぐ」は、季節が去る寂しさや寒々しさをそのまま言葉にするのではなく、具体的な情景描写を通して「秋が過ぎ去ったこと」を感じさせることがポイントです。例えば、木々の梢の寂しさ、冷たくなった風や雨の感触、障子や窓越しに見る薄暮の光など、身の回りのささやかな変化に目を向けてみましょう。日常の静かな一コマを切り取ることで、季語の持つ哀愁と風情が引き立ちます。

相性のいい言葉・取り合わせ

  • 日常・生活の情景:「障子」「灯影」「雨音」「旅籠」「机」
  • 自然・景観の言葉:「小松」「梢」「枯野」「夕暮」「寒風」
  • 動作・状態を表す言葉:「暮れゆく」「立ちて」「冷えまさる」「馴れにけり」

秋過ぐ」の俳句例 (3件)

秋過ぐる庭の小松に風立ちて
正岡子規【現代語訳】秋が過ぎ去ろうとする庭の小さな松に、冷ややかな風が吹き始めている。 【鑑賞】常緑である小さな松に吹きつける風の音から、冬の到来を敏感に察知した句です。派手な紅葉ではなく庭の小松に焦点を当てたことで、静かな庭の佇まいと冷え冷えとした空気感が際立ちます。
秋過ぐるころの雨にも馴れにけり
高浜虚子【現代語訳】秋が過ぎ去るこの頃の冷たい雨にも、いつの間にかすっかり慣れてしまったことだ。 【鑑賞】季節の深まりとともに降り続く冷たい雨を、侘びしさとともに日常の一部として受け入れている心境を詠んでいます。「馴れにけり」というつぶやきに、季節を受け止める大らかな余情が漂います。
秋過ぐる障子をあけてゐたりけり
日野草城【現代語訳】秋が過ぎ去ろうとしているのに、ふと障子を開けたまま過ごしていたのだった。 【鑑賞】肌寒いはずの晩秋の日に、何気なく障子を開け放っていた自己の姿に気づいた瞬間を捉えています。開け放たれた障子の外に見える晩秋の景色と、室内の静寂が見事に対比された名句です。

みんなの「秋過ぐ」の詠み(人気順)

この季語を使った人気の投稿はまだありません。

みんなの「秋過ぐ」の詠み(新着)

この季語を使った「みんなの詠み」はまだありません。

あなたが最初の1句を詠んでみませんか?

関連する「」の季語