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「しころ打つ」とは、晩秋の冷たい雨や時雨(しぐれ)が、兜の後ろや笠の縁に垂らして首筋を覆う武具「錣(しころ)」を激しく打ち叩くように降る様子を表す季語です。単に雨が降るだけでなく、急にザーッと音を立てて激しく笠や屋根、木々などを打ち付ける雨脚の強さや、その冷ややかな音に秋の深まりや寂寥感を重ねて表現します。
「音」と「冷たさ」を意識して描写するのがポイントです。「しころ打つ」という言葉自体に激しい雨音の響きと動的なイメージが含まれているため、「激しい」「強い」といった直接的な言葉を重ねるのではなく、雨が当たっている対象(編笠、草庵の軒、枯れ葉、旅路など)を具体的に据えると情景が鮮やかに立ち上がります。
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