つめなが鶺鴒

つめなが鶺鴒

つめながせきれい

俳句びと 公式スマートフォンSNS

あなたの句を、世界に届けよう

季語辞典で見つけた素敵な言葉を使って、今日の一句を詠んでみませんか?無料で投稿でき、他の愛好家と交流できます。

意味・由来\n「つめなが鶺鴒(ツメナガセキレイ)」は、セキレイ科に分類される渡り鳥です。名のとおり後ろ指の爪が長くて直線的であることが特徴で、この長い爪のおかげで草の上を上手に歩き回ることができます。春と秋の渡りの時期に日本を中継地として通過する旅鳥、あるいは北海道など一部地域で繁殖する夏鳥として知られ、俳句では主に秋の渡りの頃に姿を見せることから秋の季語とされています。ハクセキレイなどに比べて胸から腹にかけての鮮やかな黄色が目を引き、尾を上下に小刻みに振る姿が愛らしい小鳥です。\n\n### この季語で詠むコツ\nつめなが鶺鴒を詠む際は、その特有の色彩である「黄色」や、軽やかに草の上を渡り歩く俊敏な動きに着目するのがコツです。一般的なセキレイよりも草原や水田、湿地を好むため、色づき始めた草原や稲架(はざ)の立つ田の風景と調和します。渡り鳥としての「旅」の哀愁や、秋晴の澄んだ空と黄色の羽の対比、ふっと草の波に隠れる一瞬の動静を捉えると、季語の個性が際立つ生き生きとした句になります。\n\n### 相性のいい言葉・取り合わせ\n・色彩の言葉:黄色、浅黄、草紅葉、秋晴、黄落\n・場所・環境:刈田、畦道、湿原、枯野、水辺、稲穂\n・動態の言葉:尾を振る、歩み、草を蹴る、飛び立つ、渡る

つめなが鶺鴒」の俳句例 (3件)

爪長鶺鴒飛んで黄色のこしけり
堀口星眠【現代語訳】爪長鶺鴒が飛び立ち、その場に鮮やかな黄色の残像だけが残されたようである。\n【鑑賞】つめなが鶺鴒の胸元から腹にかけての美しい黄色い羽色を鮮烈に捉えた一句です。鳥そのものが飛び去ったあとにも、秋の澄んだ空気の中に鮮やかな黄色が幻のように焼き付いているという視覚的余韻が見事に表現されています。
爪長鶺鴒草深ければ見失ふ
水原秋櫻子【現代語訳】爪長鶺鴒を追って見ていたが、秋の草が深く生い茂っているために見失ってしまった。\n【鑑賞】つめなが鶺鴒が草地や湿原を好んで歩く習性を写生した作品です。丈の高い秋草の間を小刻みに動き回り、ふと姿を消してしまう鳥の敏捷さと、秋の深まりゆく野の広がり・寂しさが素直な描写の中に滲み出ています。
爪長鶺鴒尾を振り上ぐるばかりなり
阿波野青畝【現代語訳】爪長鶺鴒が、ひたすら尾を高く振り上げ続けていることだ。\n【鑑賞】セキレイ類に共通する愛らしい特徴である「尾振り」を、つめなが鶺鴒に焦点を当てて的確に切り取った句です。長い爪でしっかりと足場を掴みながら、リズムよく尾を振り続ける無心な姿が、秋の静かな時間の中で際立って描かれています。

みんなの「つめなが鶺鴒」の詠み(人気順)

この季語を使った人気の投稿はまだありません。

みんなの「つめなが鶺鴒」の詠み(新着)

この季語を使った「みんなの詠み」はまだありません。

あなたが最初の1句を詠んでみませんか?

関連する「」の季語