筍

筍

たけのこ

別の表記・呼び名:竹の子(たけのこ)、笋(たけのこ)

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意味・由来

竹の地下茎から生え出る若い芽のことで、初夏の訪れを告げる代表的な季語です。わずか十日(一旬)ほどで竹へと急成長することから「筍」という漢字が当てられたとされています。古くから人々の食卓を潤す山の恵みであり、みずみずしい竹林の情景とともに、自然界の力強い生命力を象徴する存在として愛されてきました。

この季語で詠むコツ

土を押し破って勢いよく顔を出す生命感や、朝露に濡れる皮の手触りなど、五感を活かして具体的に描写するのが上達への近道です。食卓での素朴な味わいや調理の手間を詠むのも味わい深いですが、雨上がりの竹林でぐんぐん背を伸ばしていく躍動感や、掘り出すときの土の匂い・手応えに着目すると、初夏ならではの生気に満ちた句になります。

相性のいい言葉・取り合わせ

・動作:掘り出す、皮を剥ぐ、煮炊きする、土を割る ・情景・場所:竹林、裏山、厨、朝の光、雨上がり、山里 ・状態・感覚:土の香、ほろ苦い、みずみずしい、やわらか

「筍」の俳句例 (5件)

竹の子や稚き時の繪のすさび
松尾芭蕉『芭蕉俳句全集』(Wikisource)
竹の子のきほひや日々に二三寸
正岡子規『寒山落木 巻一』(青空文庫)
黃鳥や竹の子藪に老を啼く
松尾芭蕉『芭蕉俳句全集』(Wikisource)
竹の子にかならずや根の一くねり
正岡子規『寒山落木 巻一』(青空文庫)
竹の子や隣としらぬはえ處
正岡子規『寒山落木 巻一』(青空文庫)

みんなの「筍」の詠み

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