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高嶺蜻蛉(タカネトンボ)は、エゾトンボ科に属する中型のトンボで、主に本州中部以北の高山や亜高山帯の湿原、池塘(ちとう)周辺に生息します。体全体が美しい金属光沢を帯びた暗緑色をしており、澄んだ高山の光を受けてキラリと輝く姿が印象的です。平地で見かける赤とんぼ等とは異なり、厳しくも清冽な高嶺の冷気や雄大な自然景観を象徴する秋の季語として愛されています。
高山特有の張り詰めた空気感や、刻々と移ろう山の天候、吹き抜ける強風との対比を描くのがポイントです。吹き上げる風に抗って力強く飛ぶ姿や、湿原の静寂、鏡のような池の水面をかすめる瞬間などを捉えることで、高嶺蜻蛉ならではの野性味と気品を引き出すことができます。標高の高い場所ならではの「青空」「雲」「冷気」「岩肌」といった要素と響き合わせましょう。
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