清水
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意味・由来

清水(しみず)は、山間や岩の間などからこんこんと湧き出る、澄みきった冷たい水を指します。水そのものは一年を通じて流れていますが、夏の厳しい暑さの中でこそ、その冷涼さやありがたさが身に染みて感じられるため、古くから三夏(夏全体)の季語として大切にされてきました。旅人の喉を潤し、歩き疲れた足を休める命の水であり、自然の純粋な生命力を象徴する言葉です。

この季語で詠むコツ

「冷たい」「清らか」と直接的な感情を述べるのではなく、五感を使って水の様子を描写するのが上達の近道です。例えば、水底の小石の揺らめき、掌で掬い上げた瞬間の肌の感覚、水が湧き出すかすかな音などを丁寧に捉えましょう。「木漏れ日」や「岩肌」といった周囲の風景を取り合わせることで、その場所のひんやりとした空気感や陰影が鮮やかに立ち上がります。

相性のいい言葉・取り合わせ

・動作や感覚の言葉(無季):掬う、飲む、溢れる、潤す、澄む、ひそやかに ・情景を広げる言葉(無季または夏):岩肌、木陰、柄杓(ひしゃく)、青苔、山道、旅人

「清水」の俳句例 (5件)

夕立の過ぎて跡なき清水哉
正岡子規『寒山落木 巻一』(青空文庫)
一枝は田にはしりこむ清水哉
正岡子規『寒山落木 巻一』(青空文庫)
はらわたにひやつく木曾の清水哉
正岡子規『寒山落木 巻一』(青空文庫)
菅笠の紐ぬらしたる清水哉
正岡子規『寒山落木 巻一』(青空文庫)
旅人の名をつけて行く清水かな
正岡子規『寒山落木 巻一』(青空文庫)

みんなの「清水」の詠み

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