聖ミカエル祭

聖ミカエル祭

せいみかえるさい

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意味・由来\n「聖ミカエル祭(せいみかえるさい)」は、キリスト教において悪魔を退治する大天使聖ミカエル(マイケル)を記念する祝日(9月29日)を指す秋の季語です。英語圏では「ミカエルマス(Michaelmas)」と呼ばれ、ヨーロッパでは秋の収穫の節目や大学の秋学期の始まりなど、季節や社会生活の大きな転換期として親しまれてきました。秋の澄んだ青空、教会の鐘の音、豊かに色づく木々や実りとともに、厳かでありながらどこか祝祭的な温かみを感じさせる季語です。\n\n### この季語で詠むコツ\n西洋情緒や教会・祈りといった神聖なイメージと相性が良い季語ですが、身構えすぎずに「深まる秋の気配」「大気の透明感」を描き出すのがポイントです。大天使ミカエルが光の剣で闇を払う伝承があることから、雲間から射す強烈な秋の日差しや、高く澄んだ秋空を対比させるとドラマチックな句になります。また、食卓のパンやワイン、夕暮れの街並みといった日々の暮らしの温もりと取り合わせることで、深みのある叙情を生み出すことができます。\n\n### 相性のいい言葉・取り合わせ\n・天候・自然:秋光、青空、夕茜、天高し、風、雲、実り、葡萄\n・建物・情景:鐘の音、尖塔、石畳、回廊、ステンドグラス、広場\n・生活・文化:パン、葡萄酒、蝋燭、夕餉、祈り、旅、歌声

聖ミカエル祭」の俳句例 (3件)

聖ミカエル祭の鐘やオックスフォード
有馬朗人【現代語訳】聖ミカエル祭を迎えたオックスフォードの街に、教会の鐘の音が厳かに響き渡っている。\n【鑑賞】英国の歴史ある学術都市オックスフォードでは、聖ミカエル祭(ミカエルマス)は秋学期の始まりを告げる重要な節目でもあります。ヨーロッパの澄み切った秋空の下、重厚な石造りの街並みに響く鐘の音が、知性と信仰の歴史を感じさせる格調高い一句です。
聖ミカエル祭の夕餉パンを截る
加藤楸邨【現代語訳】聖ミカエル祭の日の夕食時、食卓に並べるパンを丁寧に切り分けている。\n【鑑賞】大天使を讃える神聖な祝祭の日の、静かでつつましい生活のひとコマを捉えています。「パンを截る」という日常の動作を通じて、秋の夕暮れの穏やかな時間と、家族や生きることへの敬虔な祈りがしみじみと伝わってきます。
聖ミカエル祭の光雲を裂き
仙田洋子【現代語訳】聖ミカエル祭の日に、神々しい秋の光が厚い雲を切り裂くように射し込んでいる。\n【鑑賞】悪魔を打ち倒す大天使ミカエルの勇壮な剣の光を彷彿とさせる、ダイナミックで力強い情景です。秋の澄んだ大気の中で劇的に移ろう天空の光と影を見事に捉えており、季語の持つ神秘的な背景が鮮やかに引き出されています。

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