夏萩

夏萩

なつはぎ

別の表記・呼び名:夏剝(なつはぎ)

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意味・由来

「夏萩」とは、夏のうちから花を咲かせる萩のことです。萩といえば秋の七草の一つとして古くから親しまれ、秋を代表する植物ですが、種類や生育環境によっては初夏から真夏にかけて早々と紅紫色や白の愛らしい花を咲かせます。秋の萩がどこか寂しげで物悲しい風情を漂わせるのに対し、夏萩は生い茂るみずみずしい青葉と、夏の光に映える初々しく力強い美しさを備えているのが大きな特徴です。

この季語で詠むコツ

秋の萩との差別化を意識することが作句の重要なポイントです。秋の情緒である哀愁やすがれゆく気配を詠むのではなく、夏の季語らしく若々しい生命力や爽やかさに焦点を当てましょう。旺盛に茂る深い緑の葉と小さな花の鮮やかな対比、夏の強い日差しを受けて輝く姿、あるいは梅雨の雨や夕立の雫をしっとりと湛える姿などを素直に写し取ると、夏萩ならではの清々しさが引き立ちます。

相性のいい言葉・取り合わせ

・青葉、木漏れ日、雫、石畳、土塀(季節を問わない無季の言葉) ・青嵐、梅雨晴、夏木立、白雨、日盛(夏萩のみずみずしさを際立たせる夏の言葉)

「夏萩」の俳句例 (1件)

夏萩のとぼしき花の明らかに
松本たかし『松本たかし句集』(青空文庫)

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