迎火

迎火

むかえび

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意味・由来

「迎火(むかえび)」は、お盆の初日である七月十三日(月遅れでは八月十三日)の夕方に、先祖の霊(精霊)をお迎えするために門口や庭先で焚く火のことです。麻の茎の皮をはいだ麻幹(おがら)などを燃やし、その炎や煙を目印にして、迷わずに我が家へ帰ってきてほしいという願いが込められています。先祖への敬愛と、家族の絆を感じさせる初秋の敬虔な季語です。

この季語で詠むコツ

迎火を詠む際は、単に「火を焚いた」という報告にとどまらず、火を取り巻く「光と影」や「人の情愛」に焦点を当てると深みが出ます。夕暮れの薄暗がりの中でゆらめく小さな炎、立ち上る白い煙、火を見つめる家族の沈黙や表情などを具体的に描写してみましょう。亡き人を身近に感じる切なさと、再会を喜ぶ温もりを静かに表現するのがポイントです。

相性のいい言葉・取り合わせ

・門口(かどぐち)、軒端(のきば)、土間(どま)などの場所を表す言葉 ・麻幹(おがら)、煙(けむり)、火の粉(ひのこ)などの火にまつわる言葉 ・夕餉(ゆうげ)、合掌(がっしょう)、家路(いえじ)などの動作や暮らしの言葉 ・秋風(あきかぜ)、虫の声(むしのこえ)、夕月(ゆうづき)などの秋の情景

「迎火」の俳句例 (1件)

迎火をもやひにたくや三軒家
正岡子規『寒山落木 巻一』(青空文庫)

みんなの「迎火」の詠み

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