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「まめ鳥」とは、ミソサザイやキクイタダキなど、豆粒のように体が小さく愛らしい小鳥を指す古名や俗称です。秋の季語として分類されており、古くから山野や人里の茂みですばしこく動き回るその姿が人々に親しまれてきました。小鳥たちが秋の実りを探したり、冬支度を始めたりする時期に、ちょこちょことせわしなく飛び交う様子から、深まりゆく秋の実感を込めて詠まれます。
何よりもその小ささと、軽やかで素早い動きを描き出すのが基本です。鳥そのものを大きく描写するのではなく、枝先がかすかに揺れる様子や、落ち葉の隙間に見え隠れする一瞬を捉えると、まめ鳥の小ささが際立ちます。また、静寂に包まれた秋の林や庭と取り合わせることで、小さな命の躍動感や愛おしさを対比として鮮やかに浮き彫りにすることができます。
・秋の景物:草紅葉、小柴、枝先、山里、朝露 ・動作や気配:すばしこき、かくれんぼ、かすかなる、ひそかに、飛び交ふ ・情景描写:木漏れ日、夕暮れ、静けさ、風の音
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栞とせむと
銀杏散る
行く秋に
野菊のそつと
佇めり
色褪せし
沈黙残る
行く秋や
行く秋や
雑木林へ
日照雨して
行く秋や
漁の手袋
冷ゆるなり
山染めて
紅葉衣を
まといけり