通草かずら
autumn 植物

通草かずら

あけびかずら

俳句びと 公式スマートフォンSNS

あなたの句を、世界に届けよう

季語辞典で見つけた素敵な言葉を使って、今日の一句を詠んでみませんか?無料で投稿でき、他の愛好家と交流できます。

意味・由来

「通草かずら(あけびかずら)」は、山野に自生するアケビ(通草)のしなやかで頑丈な蔓(つる)を指す秋の季語です。秋になると、独特の紫色の実を実らせるアケビですが、その実を支えて他の樹木や生け垣に力強く絡みつく蔓そのものにも、独特の風情があります。落葉が進む秋の深まりとともに、蔓の存在感が際立ち、寂寥感や自然のたくましさを象徴する存在となります。

この季語で詠むコツ

「実」そのものではなく、長く伸びて絡み合う「蔓(かずら)」の形状や動態に焦点を当てることがポイントです。「手繰る」「垂れる」「絡む」といった動作を伴う言葉と合わせることで、立体感のある写生が可能になります。また、蔓が絡む対象(大樹や古びた垣根、石仏など)を描写することで、その場の景観や歴史的な情緒を引き立てることができます。

相性のいい言葉・取り合わせ

  • 動詞:手繰る(たぐる)、絡まる、揺れる、垂れる、手折る
  • 名詞:古垣(ふるがき)、柴垣(しばがき)、石仏(いしぼとけ)、梢(こずえ)、枯葉
  • 情景:夕日、山路(やまじ)、秋風、うら寂し

通草かずら」の俳句例 (3件)

あけび蔓手繰れば動く梢かな
高浜虚子【現代語訳】アケビの蔓を手元に引き寄せようと手繰ってみると、その先が絡みついている遥か高い木の梢までもが、連動してゆさゆさと揺れ動くことだ。 【鑑賞】アケビの実を採ろうとして蔓を引っ張った瞬間の、自然のダイナミックな連動を捉えた写生句です。手元の小さな動作が、頭上の高い梢の揺れという大きな動きにつながる面白さが、臨場感たっぷりに描かれています。
通草葛手繰り寄すればこぼれ葉よ
水原秋桜子【現代語訳】アケビの蔓を手繰り寄せると、その振動で枯れかけた木の葉がはらはらと散りこぼれてくることよ。 【鑑賞】蔓を引き寄せるという主体の能動的なアプローチに対し、自然が「こぼれ葉」という繊細な反応を返す美しさを捉えています。静寂な秋の山中における、かすかな音や動きが、色彩感豊かに表現された名作です。
あけび蔓仏の肩にかかりけり
村上鬼城【現代語訳】野ざらしになっている石仏の肩に、アケビの蔓がしなやかに寄り添うようにかかっていることだ。 【鑑賞】山路にぽつんと佇む古い石仏と、そこに無造作に絡みつく野生のアケビの蔓。時の流れと、自然の力強さ、そしてどこか哀愁を帯びた優しさが同居する、絵画のように美しい寂静の境地を描き出しています。

みんなの「通草かずら」の詠み(人気順)

この季語を使った人気の投稿はまだありません。

みんなの「通草かずら」の詠み(新着)

この季語を使った「みんなの詠み」はまだありません。

あなたが最初の1句を詠んでみませんか?

関連する「」の季語