秋の野

秋の野

あきのの

別の表記・呼び名:秋野(しゅうや)

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意味・由来

「秋の野」は、秋の風情に満ちた野原全般を指す三秋の季語です。春の野が芽吹きや花々の生命感に満ちているのに対し、秋の野は萩や薄(すすき)、撫子などの「秋の七草」が咲き乱れ、どこか澄んだ寂寥感と豊かな情趣を併せ持っています。古来より『万葉集』の時代から歌に詠まれ、豊かな実りや枯れゆく前の植物の美しさ、澄み渡る大気、そよぐ秋風など、五感で季節の移ろいを感じ取れる野の姿を表します。

この季語で詠むコツ

「秋の野」は空間的な広がりを持つ大きな季語です。単に「秋の野が美しい」と全体を描写するだけでなく、視線を手前の一輪の花や虫の声に絞るか、あるいは遠くの山並みや夕日、風の動きなどと対比させると効果的です。また、歩く人間の心情(旅情、安らぎ、切なさなど)を自然に投影しやすい季語でもあります。

相性のいい言葉・取り合わせ

・視覚:夕日、雲の影、一筋の道、薄の波、草の花 ・聴覚:風の音、虫の音、鳥の声、踏み分ける足音 ・心情・動作:歩む、辿る、佇む、暮れかかる、遥か

みんなの「秋の野」の詠み

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