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菎蒻芋(こんにゃくいも)は、私たちが普段口にする蒟蒻の原料となるサトイモ科の植物の球茎です。食用としての蒟蒻そのものや芋掘りは秋や冬を連想させがちですが、俳句の歳時記において「菎蒻芋」は夏の季語とされています。春に種芋が植えられた後、初夏から夏にかけて一本の太い茎をまっすぐに伸ばし、まるで鳥の足のような斑点のある茎の先に、大きな傘を広げたような独特の葉を青々と繁らせます。その野趣に富んだ生命力あふれる畑の姿に夏を感じ、季語として愛されてきました。
スーパーに並ぶ板蒟蒻や加工された食品ではなく、「畑に育つ植物」としての姿を意識して詠むのが最大のコツです。山あいの傾斜地や黒々とした土に、傘を差したように整然と並ぶ葉の様子、独特のまだら模様のある太い茎、雨露を弾くみずみずしさなどを具体的に捉えてみましょう。普段の食卓にある蒟蒻との意外なギャップや、手入れをする農作業の厳しさに焦点を当てることで、力強く野性味のある句に仕上がります。
山畑(やまばたけ)、黒土(くろつち)、雨粒(あまつぶ)、畝(うね)、青嵐(あおあらし・夏)、南風(みなみかぜ・夏)、夕立(ゆうだち・夏)
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流るる列島
紅葉染め
街路樹の
露弾き飛ぶ
紅葉狩り
かずら橋
一歩叫びて
紅葉狩り
紅葉狩り
街路の梢
独り愛で
空に浮く
鉄路あやふき
紅葉狩
紅葉狩り
枝葉も染まる
高野山