紺菊
autumn 植物

紺菊

こんぎく

俳句びと 公式スマートフォンSNS

あなたの句を、世界に届けよう

季語辞典で見つけた素敵な言葉を使って、今日の一句を詠んでみませんか?無料で投稿でき、他の愛好家と交流できます。

意味・由来

「紺菊(こんぎく)」は、秋に咲く菊の中でも、深く濃い藍色や紫色を帯びた花を咲かせる菊のことです。一般的な菊が持つ白や黄色、紅色などの華やかさとは一線を画し、静けさと気品、そしてどこか神秘的な陰影を感じさせる色合いが特徴です。晩秋の澄んだ冷気の中で咲く姿は、秋の深まりと冬の訪れを予感させます。古典的な園芸菊としても愛され、その深みのある色彩は古くから多くの文人や俳人の心を惹きつけてきました。

この季語で詠むコツ

紺菊の最大の魅力は、その独特な「深い紺色(紫色)」と「秋の陰影」にあります。日中の明るい日差しの中よりも、夕暮れ時や薄曇りの日、あるいは薄暗い室内の灯影の中でこそ、その色が一段と冴え渡ります。詠む際には、光と影のコントラストや、暮れゆく時間帯の空気感、ひっそりとした佇まいに着目すると、紺菊ならではのしっとりとした情緒を巧みに表現することができます。

相性のいい言葉・取り合わせ

・光と時間:「夕暮」「薄暮」「日影」「灯影(ほかげ)」「宵」 ・空間・器:「古机」「陶片」「白壁」「床の間」「一輪挿し」 ・情調・状態:「深まる」「冴ゆる」「ひそやか」「澄む」「濡れ色」

紺菊」の俳句例 (3件)

紺菊を挿して淋しき机かな
正岡子規【現代語訳】紺菊を一輪挿してある机に向かっていると、一段と寂しさが身に染みて感じられることだ。 【鑑賞】病床にあった子規が、机上に飾られた深い紺色の菊を見つめながら詠んだ一句。華美ではない沈着な紺菊の色が、病床の孤独感や晩秋の侘しさと響き合い、張り詰めた静寂を伝えています。
紺菊の暮れていや増す紺の色
富安風生【現代語訳】日が暮れるにつれて、紺菊の濃い紺色がますます深みを増して鮮やかに際立ってくる。 【鑑賞】夕暮れの訪れとともに光が弱まる中で、かえって紺菊の持つ色素が冴え渡り、際立って見える瞬間の美しさを捉えています。色彩の微細な変化を見逃さない鋭い観察眼が光る名句です。
紺菊の紺のひゞける日暮かな
渡辺水巴【現代語訳】紺菊の深い紺色が、夕暮れの空気の中に凛と響き渡るように感じられる日暮れ時であることよ。 【鑑賞】視覚的な「紺色」を、聴覚的な「ひびく」という感覚に移し替えて表現した感覚的な一句です。冷えゆく秋の夕暮れの気配と、静かに冴える紺菊の存在感が一体となって空間を満たしています。

みんなの「紺菊」の詠み(人気順)

この季語を使った人気の投稿はまだありません。

みんなの「紺菊」の詠み(新着)

この季語を使った「みんなの詠み」はまだありません。

あなたが最初の1句を詠んでみませんか?

関連する「」の季語