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「闘菊(きくをたたかわす/とうぎく)」とは、秋に手塩にかけて育て上げた菊の花を持ち寄り、その姿や色、咲き振りの見事さを競い合う行事(菊の品評会)を指す秋の季語です。愛好家たちが丹精込めた一鉢を並べ、優劣を競い合う様子から「闘う」という威勢の良い言葉が当てられています。静かに花を観賞する「菊見」とは異なり、出品者の熱意や審査員の真剣な眼差しが交錯する、独特の熱気と緊張感に満ちた秋の風物詩です。
「闘菊」を詠む際は、菊の美しさそのものだけでなく、会場の張り詰めた空気や人間模様に焦点を当てることがポイントです。丹念に吟味する審査員の視線、自慢の一鉢を見守る出品者の緊張感、周囲の観客のひそひそ話など、人間ドラマを切り取ると活き活きとした句になります。また、会場の熱気と対比させて、深まりゆく秋の冷ややかな空気を描写するのも効果的です。
・審査・評・品定め(会場の緊迫感や厳しさを表す言葉) ・一鉢・見下す・囲む(視線や空間の配置を表す動詞) ・熱気・噂・眼(集まった人々の様子や空気感を表す名詞)
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