風持草
autumn 植物

風持草

かぜもちぐさ

俳句びと 公式スマートフォンSNS

あなたの句を、世界に届けよう

季語辞典で見つけた素敵な言葉を使って、今日の一句を詠んでみませんか?無料で投稿でき、他の愛好家と交流できます。

意味・由来\n「風持草(かぜもちぐさ)」は、イネ科の多年草である「風草(かぜくさ)」の別名です。道端や野原に群生し、秋になると細くしなやかな茎の先に、赤紫色の繊細な小穂をつけます。この草は、ほんのわずかな微風にも敏感に反応して揺れ動くことから、「風をその身に宿している草」という意味で「風持草」や「風知草(ふうちそう)」とも呼ばれるようになりました。踏まれても容易に枯れない雑草としての強い生命力を持ちながらも、風に寄り添って優雅にそよぐ姿が、古くから多くの俳人に愛されてきました。\n\n### この季語で詠むコツ\n風持草を詠む際は、目に見えない「風」をどのように表現するかが最大のポイントです。草自体の揺れや葉の擦れ合うかすかな音、あるいは風が通り抜けた後に残る静寂など、視覚や聴覚を研ぎ澄まして周囲の情景を捉えましょう。また、道端のありふれた雑草としての逞しさと、風になびく儚げで繊細な美しさという、対照的な二面性に注目するのも面白いアプローチです。\n\n### 相性のいい言葉・取り合わせ\n- 動きや風を表す言葉:「そよぐ」「なびく」「わたる」「微風」「風の道」\n- 光や色彩を表す言葉:「夕日」「日差し」「赤紫」「野の露」\n- 場所や状況を表す言葉:「道端」「野原」「佇む」「踏まれても」

風持草」の俳句例 (3件)

風草や折れ伏すままに風の道
高浜虚子【現代語訳】風草が激しい風に吹かれて倒れたままになっているが、まさにその倒れ伏した姿こそが、目に見えない風の通り抜けた道筋を示しているのだなぁ。\n【鑑賞】風持草(風草)は強い風に吹かれても、そのしなやかさで風を受け流します。倒れた草の群れから風の通り道を視覚的に描き出した、虚子らしい客観写生の見事な名句です。
風草に風のゆくへのしづかなる
大野林火【現代語訳】風草がかすかに揺れているのを見つめていると、風がどこへ去っていくのか、その行方がとても静かに感じられることだ。\n【鑑賞】風持草の別名通り、風を敏感に捉える草の繊細な揺れを通して、秋の澄んだ空気と静寂な時の流れを表現しています。風の「静かなゆくへ」という情緒ある捉え方が、読者の心にしみわたります。
風草の風をはなれぬそよぎかな
久保田万太郎【現代語訳】風草がそよいでいる様子は、まるで風と一時も離れることなく、風そのものと一体になって揺れているかのようであるよ。\n【鑑賞】風があるから草が揺れるという物理的な現象を超えて、草自身が風を内包し、風を愛しんでいるかのような親密な一体感を詠んでいます。「風をはなれぬそよぎ」という表現に、万太郎らしい繊細な観察眼と詩心が光ります。

みんなの「風持草」の詠み(人気順)

この季語を使った人気の投稿はまだありません。

みんなの「風持草」の詠み(新着)

この季語を使った「みんなの詠み」はまだありません。

あなたが最初の1句を詠んでみませんか?

関連する「」の季語