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「風草(かぜぐさ)」は、秋の道端や野原、堤防などに自生するイネ科の多年草です。細い茎の先に細かく分かれた繊細な穂をつけ、わずかな風にもそよそよとしなやかに揺れる姿からその名がつきました。派手な花は咲かせませんが、秋の風を受けて一斉に波打つように揺れる様子は、どこか寂しげでありながらも、野生の力強い生命力を感じさせます。古くから身近な雑草として親しまれてきた季語です。
風草を詠む際は、その名の通り「風」をどう表現するかが鍵となります。風草の細い茎や穂が風に揺れる様子を通して、目に見えない風の動きや、秋の澄んだ空気感、光の加減を描写してみましょう。また、踏まれてもしなやかに立ち上がる雑草としてのたくましさや、旅路の寂しさ、荒涼とした風景の中に宿るかすかな情緒などを表現するのにも適しています。
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