芋煮会

芋煮会

いもにかい

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意味・由来

「芋煮会(いもにかい)」は、秋に収穫された里芋を主役に、肉や野菜、こんにゃくなどを大きな鍋で煮て、屋外で大勢で車座になって味わう行事です。主に山形県や宮城県など東北地方の秋の風物詩として知られ、河原に石を組んで竈(かまど)を作り、薪で火を焚いて大鍋を囲むのが伝統的なスタイルです。実りの秋への感謝と、人々が集う団欒の温かさを象徴する生活感あふれる秋(晩秋)の季語です。

この季語で詠むコツ

大鍋から立ち上る湯気や煙、薪の爆ぜる音、川のせせらぎなど、五感を刺激する具体的な描写を取り入れると臨場感が生まれます。また、仲間と火を囲む賑やかな雰囲気だけでなく、吹き抜ける川風の冷たさや暮れゆく秋の気配といった自然の変化を対比させると、詩情豊かな深みのある句になります。

相性のいい言葉・取り合わせ

・河原(かわら)、川風、石、竈(かまど) ・大鍋、湯気、薪(まき)、煙、火の粉 ・夕暮、暮早し、青空、秋晴

芋煮会」の俳句例 (3件)

芋煮会川原の石に腰かけて
稲畑汀子【現代語訳】芋煮会で、河原の石に腰を下ろして鍋を味わっている。【鑑賞】河原の石にそのまま腰掛けるという気取らない仕草から、屋外ならではの開放感と芋煮会の飾らない楽しさが素直に伝わってくる一句です。
芋煮会石を拾ひて竈とし
皆川盤水【現代語訳】芋煮会をするために、河原の石を拾い集めて竈を作っている。【鑑賞】鍋をかけるための竈を一から手作りする準備のひとこまを描いています。これから始まる宴への期待感と野趣あふれる雰囲気が生き生きと表現されています。
芋煮会川原の風の冷たさに
星野立子【現代語訳】芋煮会を楽しんでいると、河原を吹き抜ける風の冷たさが身に染みてくる。【鑑賞】熱い芋煮鍋の温もりと、ふと肌を撫でる晩秋の冷風の対比が鮮やかです。季節の移ろいと秋の深まりを感じさせる叙情的な作品です。

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