冷し瓜
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意味・由来

「冷し瓜(ひやしうり)」とは、真桑瓜(まくわうり)や胡瓜(きゅうり)などの瓜類を、井戸水や湧き水、清流などに浸して冷やしたものを指す夏の季語です。冷蔵庫が普及していなかった時代、人々は自然の冷たい水を利用して瓜を冷やし、涼感と甘みを楽しんでいました。たらいや水桶、あるいは井戸の釣瓶(つるべ)に瓜を沈めておく様子は、涼を呼ぶ日本の夏の原風景として親しまれてきました。

この季語で詠むコツ

「冷し瓜」を詠む際には、単に瓜の美味しさを伝えるだけでなく、「水」と「冷たさ」を効果的に描写することがポイントです。澄んだ水に浮かぶ瓜のみずみずしい緑や黄色の鮮やかさ、水音、手に取ったときのひんやりとした感触など、五感を刺激する言葉を添えると情景が生き生きと浮かび上がります。また、日中の厳しい暑さと、夕暮れや木陰の涼しさの対比を描くことで、冷涼感がより一層際立ちます。

相性のいい言葉・取り合わせ

・井戸水、湧水、清流、水桶、たらい ・縁側、木陰、夕風、青空 ・刃(包丁)、滴、塩、団欒

「冷し瓜」の俳句例 (1件)

涼しさやくるり/\と冷し瓜
正岡子規『寒山落木 巻一』(青空文庫)

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