昼寝
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意味・由来

「昼寝」は夏の暑い盛りに、体力を回復させたり、耐えがたい暑気と気だるさから逃れるために昼間に横になって眠ることを指します。古くから夏の健康法や生活の知恵として親しまれてきた生活季語です。単に睡眠をとるだけでなく、昼下がりの静けさ、熱気のこもった部屋、目が覚めたときの心地よい脱力感など、独特の夏の情緒を豊かに含んでいます。

この季語で詠むコツ

「昼寝をした」という事実だけを詠むと平凡になりがちです。寝ている前後の感覚や、五感で捉えた周囲の様子を具体的に描くことがポイントです。例えば、畳のい草の匂いや肌触り、遠くから微かに聞こえる物音、扇風機の首振りのリズム、あるいは目覚めたときの喉の渇きや額の汗などを取り合わせると、夏の昼のけだるさと安らぎが生き生きと立ち上がってきます。

相性のいい言葉・取り合わせ

・畳(たたみ)、縁側(えんがわ)などのくつろぎの場所 ・扇風機(せんぷうき)、団扇(うちわ)などの涼をとる道具 ・麦茶(むぎちゃ)、冷茶(れいちゃ)などの喉を潤すもの ・蝉時雨(せみしぐれ)、風鈴(ふうりん)などの夏の音

「昼寝」の俳句例 (4件)

ひやひやと壁をふまえて昼寝哉
松尾芭蕉『笈日記』
松の木に庭師来て居り昼寝覚
榛名湖を見て戻りたる一ト昼寝
松本たかし『松本たかし句集』(青空文庫)
温泉の宿の昼寝時なる長廊下
松本たかし『松本たかし句集』(青空文庫)

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