葉桜

葉桜

はざくら

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意味・由来

葉桜とは、春を彩った桜の花が散り果て、鮮やかな若葉が一面に萌え出た桜の木を指す初夏の季語です。満開の華やかさが過ぎ去ったあとの一抹の寂しさと、初夏の光を浴びてぐんぐんと茂る瑞々しい生命力の力強さをあわせ持っています。花の盛りの喧騒から解き放たれ、落ち着いた季節の移ろいを感じさせる情趣があります。

この季語で詠むコツ

葉桜を詠む際は、散ってしまった花への名残惜しさよりも、初夏ならではの光や風、木陰の心地よさに目を向けると生き生きとした句になります。重なり合う青葉の濃淡や、葉を透かして届く日差しの強さ、風が吹き抜けるときの葉音など、五感で捉えた具体的な情景を描写するのがコツです。静かな佇まいや日常の穏やかなひとコマを切り取るのにも適しています。

相性のいい言葉・取り合わせ

木陰、日射し、そよ風、ベンチ、歩道、水音、青空、散歩

「葉桜」の俳句例 (2件)

葉櫻とよびかへられしさくら哉
正岡子規『寒山落木 巻一』(青空文庫)
葉櫻の上野は闇となりにけり
正岡子規『寒山落木 巻一』(青空文庫)

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