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「御霊の御出(ごりょうのおいで)」とは、京都の上御霊神社や下御霊神社の例祭である「御霊祭」において、神輿が神社を出て氏子地域へと巡行に出発すること、またはその神幸列の様子を指す初夏の季語です。平安の昔、疫病や天変地異は非業の死を遂げた人々の怨霊の祟りであると恐れられ、その魂を慰め鎮めるために「御霊会」が営まれるようになりました。新緑が美しい初夏の古都を、神輿や神職、供奉の人々が厳かに、また晴れやかに練り歩く光景は、長い歴史と人々の祈りの深さを今に伝えています。
神輿が社頭を発御する瞬間の張り詰めた緊張感や、初夏の眩しい陽射しを浴びて町を巡る雅やかな熱気を取り合わせるのが効果的です。「御霊」という言葉が持つ厳粛で霊妙な気配と、初夏の爽やかな季節感との調和を意識してみましょう。担ぎ手の熱気や足元、沿道で見守る人々の息遣いなど、具体的な光景を一つ切り取って描写することで、格調の高さを保ちながら生き生きとした句に仕上がります。
・青葉、青葉風(初夏の爽やかな風や自然の描写) ・白足袋、狩衣(神事に関わる衣装や装具) ・石畳、町家、古道(京都らしい歴史ある街並み) ・太鼓、掛け声、鈴の音(渡御に伴う音の情景)