花葵

花葵

はなあおい

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意味・由来

花葵(はなあおい)は、一般にアオイ科の「立葵(たちあおい)」の花を指す夏の季語です。まっすぐに伸びた茎に、下から上へと順に色鮮やかな大輪の花を咲かせていきます。ちょうど梅雨の始まり頃に咲き始め、てっぺんまで咲き揃う頃に梅雨が明けると言われることから、「梅雨葵(つゆあおい)」の別名も持っています。太陽の光に向かって伸びやかに咲く姿は、初夏から盛夏への移り変わりを力強く告げる風物詩として親しまれてきました。

この季語で詠むコツ

花葵を詠む際は、人の背丈を優に超えてすっくと立つ「垂直方向の高さ」や「天に向かう勢い」を意識すると効果的です。また、下から順番に咲き上がっていく時間的な変化や、梅雨の湿り気から夏の青空への空気の移ろいを捉えるのも良い着眼点になります。赤、紫、ピンク、白といった鮮やかな花の色と、周囲の風景(古い町並み、土塀、農道など)との色彩や質感のコントラストを切り取るのも魅力的な一句につながります。

相性のいい言葉・取り合わせ

・夏空、梅雨晴れ、日盛(ひざかり)などの空や日差しを表す夏の言葉 ・土塀、板塀、路地、生垣などの無季の情景描写 ・「天へ」「仰ぐ」「見上ぐ」「一筋」といった垂直の動きや姿勢を示す言葉

「花葵」の俳句例 (3件)

屏の上へさきのほりけり花葵
正岡子規『寒山落木 巻一』(青空文庫)
咲のぼり梅雨晴るゝ日の花葵
松本たかし『松本たかし句集』(青空文庫)
棉の花葵に似るも哀れなり
正岡子規『寒山落木 巻一』(青空文庫)

みんなの「花葵」の詠み

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