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「会式太鼓(えしきだいこ)」とは、日蓮宗の宗祖・日蓮聖人の忌日法要である「御会式(おえしき)」(陰暦10月13日、現在は新暦10月11日〜13日前後、特に東京の池上本門寺が有名)の際に打ち鳴らされる団扇太鼓(うちわだいこ)の音のことです。 信徒たちが「南無妙法蓮華経」のお題目を唱えながら、柄のついた円形の太鼓をリズミカルに打ち鳴らし、万燈(まんどう)とともに練り歩きます。秋が深まり澄み渡る夜空に、ドンドンと激しく響き渡る太鼓の連打は、晩秋の風物詩として古くから親しまれています。
会式太鼓は「聴覚」に強く訴えかける季語です。目の前で打ち鳴らされる熱気や迫力を捉えるのも良いですし、遠くから風に乗って届くかすかな響きに耳を澄ませる構図も詩情が生まれます。 秋の夜の冷気や静寂と、太鼓の熱狂や重低音という「静と動」「冷と熱」のコントラストを意識して詠むと、季語の持つ情感が一層引き立ちます。
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