青松毬

青松毬

あおまつかさ

俳句びと 公式スマートフォンSNS

あなたの句を、世界に届けよう

季語辞典で見つけた素敵な言葉を使って、今日の一句を詠んでみませんか?無料で投稿でき、他の愛好家と交流できます。

意味・由来

「青松毬(あおまつかさ)」とは、秋の初めから松の枝に実っている、まだ茶色く熟しきらず青々として硬い松ぼっくりのことです。「青松笠」「青松栗(あおまつぐり)」などとも呼ばれます。冬に茶色くなってかさを開き、種子を飛ばして地面に落ちる松毬と違い、青松毬はみずみずしい緑色を保ち、しっかりと枝にしがみついています。初秋の澄んだ空や吹き抜ける涼風の中で、生命力あふれる凛とした姿が秋の気配(初秋)を感じさせる季語です。

この季語で詠むコツ

青松毬の魅力は、その「硬質感」「重み」「若々しい緑の色彩」にあります。茶色い松毬のどこか寂しげな風情とは対照的に、まだ木にしっかりと固着している力強さや、松脂(まつやに)の清々しい香り、手に取ったときのずっしりとした重みを意識して詠むと実感がこもります。また、青空や潮風、松林を渡る秋風など、広がりや動きのある情景と対比させることで、硬く引き締まった青松毬の存在感がより一層際立ちます。

相性のいい言葉・取り合わせ

・視覚・色彩:碧空(へきくう)、澄む、日ざし、松の翠(みどり)、白砂 ・触覚・質感:固き、重たき、松脂(まつやに)、尖り ・自然・空間:潮風、松籟(しょうらい/松風の音)、梢(こずえ)、浜、崖

青松毬」の俳句例 (3件)

青松毬海にま向ふ梢かな
松本たかし【現代語訳】青々とした松毬が、海にまっすぐ対峙している松の梢にしっかりと結実している。 【鑑賞】雄大に広がる海と、その海風を真正面から受け止める松の梢、そしてそこに生る力強い青松毬の構図が凛々しい一句です。初秋の清冽な空気感と松の生命力がストレートに伝わってきます。
青松毬落ちてしづまる潮の音
渡辺水巴【現代語訳】まだ青い松ぼっくりがひとつ落ち、その瞬間、響いていた潮騒の音がふっと静まったように感じられる。 【鑑賞】硬く重い青松毬がぽとんと落ちた一瞬の静寂と、その後に再び立ち現れる海の潮の音を見事に対比させた名句です。聴覚を通じて秋の静けさと透明感を鮮やかに描き出しています。
青松毬日当る方へ傾けり
星野立子【現代語訳】枝についた青い松毬が、あたたかな日の光が差す方へとわずかに傾いている。 【鑑賞】高い梢にある青松毬の微妙な傾きを見逃さずに捉えた、女性らしい繊細な観察眼が光る句です。秋の明るく澄んだ日差しをいっぱいに浴びて成長する自然の素直な営みが温かく描かれています。

みんなの「青松毬」の詠み(人気順)

この季語を使った人気の投稿はまだありません。

みんなの「青松毬」の詠み(新着)

この季語を使った「みんなの詠み」はまだありません。

あなたが最初の1句を詠んでみませんか?

関連する「」の季語