青嵐

青嵐

あおあらし・せいらん

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意味・由来

「青嵐(あおあらし)」とは、初夏から夏にかけて、青葉が生い茂る山野を吹き渡るやや強い風のことです。「せいらん」とも読まれ、漢詩に由来する格調高い響きも持ち合わせています。木々の青葉を激しく揺らし、青田を波立たせるこの風は、自然の力強い生命力と、吹き抜ける爽快感を兼ね備えています。単に荒々しい風というだけでなく、一面の緑の鮮やかさや、初夏の澄んだ空気を運んでくる情景を想起させる美しい季語です。

この季語で詠むコツ

風そのものは目に見えません。そのため、青嵐によって周囲の風景がどのように動いているかを描写するのが成功の鍵です。たとえば、裏返る木の葉の白さ、激しく波打つ青田、翻る衣服や乱れる髪などを捉えると、風の勢いが生々しく伝わります。風の激しさと初夏の爽やかさのバランスを意識し、聴覚(ざわめき)や触覚(肌を打つ涼しさ)などを取り入れると、より立体感のある句になります。

相性のいい言葉・取り合わせ

・自然や風景:青田、木立、岬、白波、尾根、岩肌 ・人工物や生活:白シャツ、吊橋、窓、自転車、踏切、洗濯物 ・感覚や動作:ざわめく、翻る、吹き抜く、匂い、髪、素足

「青嵐」の俳句例 (4件)

眞帆片帆どこまで行くぞ青嵐
正岡子規『寒山落木 巻一』(青空文庫)
一村は卯つ木も見えす青嵐
正岡子規『寒山落木 巻一』(青空文庫)
ふしつくは都ふきこす青嵐
正岡子規『寒山落木 巻一』(青空文庫)
そよ/\と山伏ふくや青嵐
正岡子規『寒山落木 巻一』(青空文庫)

みんなの「青嵐」の詠み

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