秋の夢

秋の夢

あきのゆめ

俳句びと 公式スマートフォンSNS

あなたの句を、世界に届けよう

季語辞典で見つけた素敵な言葉を使って、今日の一句を詠んでみませんか?無料で投稿でき、他の愛好家と交流できます。

意味・由来

「秋の夢(あきのゆめ)」は、秋の夜に見る夢のことです。春の夢(春愁や艶やかさ、短夜の儚さ)と対比されることが多く、秋の夜長に澄んだ空気の中で見る夢は、どこか哀愁や寂寥感、内省的な深さを帯びるのが特徴です。昔から秋は物思いの季節とされ、遠い故郷や亡き人、過去の思い出などが夢に現れやすく、目覚めたあとも心に静かな余韻や切なさが残ります。

この季語で詠むコツ

単に「夢を見た」という事実を述べるだけでなく、目覚めた瞬間の静寂や寒さ、あるいは夢の情景そのものの切なさを描き出すのがポイントです。秋の夜の長さや、虫の声・澄んだ月光といった周囲の環境と響き合わせることで、夢の持つ孤独感や美しさが一層際立ちます。

相性のいい言葉・取り合わせ

  • 感情・状態:覚む(さむ)、醒める、名残、切なし、寂し、涙、恋し
  • 聴覚・視覚:虫の声、夜半の雨、有明の月、灯火(ともしび)、枕
  • 時間・空間:夜長、暁、旅寝、古里

秋の夢」の俳句例 (3件)

父母のしきりに恋し秋の夢
夏目漱石【現代語訳】秋の夜の夢に現れた亡き父母のことが、目覚めた今もしきりに恋しく思い出されることだ。 【鑑賞】澄んだ秋の夜長に見た夢の余韻をストレートに詠んだ句です。理知的な漱石がふと見せた、肉親への素直で深い思慕の情が「秋の夢」の持つ寂寥感とともに胸に染みます。
覚めて猶なみだ乾かぬ秋の夢
加賀千代女【現代語訳】夢から覚めたというのに、流した涙がまだ乾かずに頬を濡らしている。なんと切ない秋の夢であったことか。 【鑑賞】夢の切なさが覚醒後の現実へと浸透している情景を詠んでいます。冷ややかに澄む秋の空気と、頬に残る涙の感触が、夢の哀しみをより鮮明に引き立てています。
旅人の心ともなく秋の夢
高浜虚子【現代語訳】旅を続ける者の心というわけでもないのに、どこか物寂しく彷徨うような秋の夢を見たことだ。 【鑑賞】自身は旅先ではない日常の中にいながらも、秋の夜長の気配に誘われて、まるで旅人のような孤独と漂泊の想いを夢に見たという句です。秋の夢がもたらす独特の浮遊感と哀愁が巧みに捉えられています。

みんなの「秋の夢」の詠み(人気順)

この季語を使った人気の投稿はまだありません。

みんなの「秋の夢」の詠み(新着)

この季語を使った「みんなの詠み」はまだありません。

あなたが最初の1句を詠んでみませんか?

関連する「」の季語