赤い羽根

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あかいはね

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意味・由来 「赤い羽根」は、毎年十月一日から全国一斉に始まる「赤い羽根共同募金」に寄付した際、受領の印として胸元などに付けられる赤い鶏の羽のことです。第二次世界大戦後の昭和22年(1947年)に、戦後復興や福祉の支援を目的としてアメリカの共同募金をモデルに始まりました。たすけあいの善意や温かい心を象徴する秋(仲秋〜晩秋)の季語として親しまれています。 ### この季語で詠むコツ 街頭の募金活動の光景や、子どもたちのはつらつとした呼び声、胸にさした羽根の鮮やかな赤と秋の情景との対比を詠むのが効果的です。小さな羽一枚に込められた人々の善意や、羽根をつけた人の温かい誇り、あるいは秋風が吹き抜ける街角の哀愁など、心理描写や情景描写を丁寧に切り取るのがポイントです。 ### 相性のいい言葉・取り合わせ ・動作・場所:胸にさす、襟、街角、駅前、募金箱、雑踏 ・季節の情景:秋風、秋晴、うすらひ、暮色、セーター、コート

赤い羽根」の俳句例 (3件)

赤い羽根つけて貧しきこともなし
石田波郷【現代語訳】胸に赤い羽根をつけると、不思議と貧しさなど気にならず、心が満たされた気持ちになる。【鑑賞】療養生活の中で貧苦や病苦と向き合い続けた波郷が、わずかな善意の証である赤い羽根に触れ、精神的な豊かさと温もりを感じた一句です。
赤い羽根さしてあかるき胸となれ
星野立子【現代語訳】赤い羽根を胸にさして、心の中までパッと明るく晴れやかになってほしい。【鑑賞】立子らしい素直で温かな祈りが込められた句です。赤い羽根を身につけることで、外見の彩りだけでなく、人の心そのものが明るく前向きであってほしいという願いが率直に詠まれています。
赤い羽根胸に歩むや風の中
山口青邨【現代語訳】募金をしていただいた赤い羽根を胸に挿し、秋風が吹く街の中をしっかりと歩んでいく。【鑑賞】胸元の一点である赤い羽根の鮮烈さと、吹き抜ける秋風の冷涼感が見事に対比されています。ささやかな善意を胸に前を向いて歩く姿が清々しく描かれています。

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