蔦紅葉

蔦紅葉

つたもみじ

俳句びと 公式スマートフォンSNS

あなたの句を、世界に届けよう

季語辞典で見つけた素敵な言葉を使って、今日の一句を詠んでみませんか?無料で投稿でき、他の愛好家と交流できます。

意味・由来

「蔦紅葉(つたもみじ)」とは、秋が深まるにつれて蔦(ツタ)の葉が鮮やかな赤や黄色に色づく現象を指す晩秋の季語です。一般的な山や庭の木々の紅葉とは異なり、古い石垣や土塀、大樹の幹、洋館の外壁などに吸盤でしっかりと這い絡みつきながら面として染まっていく独特の美しさがあります。古くから『枕草子』などでもその風情が称えられ、人工物と自然の植生が織りなす哀愁や、古びたものに宿る華やかさを象徴する季語として愛されてきました。

この季語で詠むコツ

蔦紅葉の大きな魅力は、「這う」「覆う」という動的な広がりと、それが絡みつく「下地」とのコントラストにあります。石垣の灰色、土塀の白や土色、古い木肌の黒など、背景となるものの質感や色と対比させることで、紅葉の赤が鮮烈に際立ちます。また、一面に茂った葉の一部だけが散り落ちて壁面が覗く様子や、雨に濡れて艶めく質感に目を向けるのも効果的です。人工物が自然に覆われていく時間の経過や無常観を表現するのにも適しています。

相性のいい言葉・取り合わせ

・素材・場所:石垣、古壁、板塀、土蔵、洋館、大樹、廃屋、石段 ・色彩・光:まだら、朱、黄、日射し、夕暮れ、木漏れ日 ・動態・質感:這ひ登る、零るる(こぼるる)、濡るる、覆ふ、風化

「蔦紅葉」の俳句例 (2件)

行く秋や松にすがりし蔦紅葉
正岡子規『寒山落木 巻一』(青空文庫)
わりなしや小松をのぼる蔦紅葉
正岡子規『寒山落木 巻一』(青空文庫)

みんなの「蔦紅葉」の詠み

この季語を使った「みんなの詠み」はまだありません。

あなたが最初の1句を詠んでみませんか?

みんなの新着句

冬支度

思い浮かぶや

夕の鍋

やはらかな

陽は寒林を

包みけり

新聞の

しめり仄かに

朝時雨

荒縄を

夫は黙して

冬支度

赤と白

緑を生けて

クリスマス

薄れ日に

適ふ波音

少女像

関連する「秋」の季語

新年の季語も見てみませんか

新年の季語一覧

あわせて読みたい俳句の記事