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「蛁蟟(つくつくぼうし)」は、夏の終わりから初秋にかけて特徴的な節回しで鳴く小型の蝉です。「法師蝉(ほうしぜみ)」「つくつくし」とも呼ばれます。その鳴き声が「ツクツクボーシ、ツクツクボーシ」と聞こえることから名付けられ、漢字の「蛁蟟」は中国の古語に由来します。真夏の蝉時雨が一段落したころ、澄み始めた秋風とともに響くその声は、古くから季節の移ろいや晩夏・初秋の寂寥感を告げる象徴として詠まれてきました。
蛁蟟の最大の特徴は、次第にテンポを早め、最後に「フィヨー、フィヨー」と鳴き止む劇的でリズミカルな鳴き声です。この独特の鳴き方を捉えるだけでなく、声が止んだ瞬間の静寂や、ふと肌に触れる秋の冷気、斜めに差す夕暮れの光など、周囲の情景と対比させると効果的です。単に「蝉が鳴いている」という情景にとどめず、行く夏を惜しむ哀愁や秋の気配の訪れを五感を通して表現することがポイントです。
・時間・光:夕暮れ、夕影、黄昏、茜空、斜日 ・気候・感覚:秋風、微風、ひやり、静寂、余熱 ・情景・事物:雑木林、軒先、青空、野道、庭石
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あなたが最初の1句を詠んでみませんか?散り紅葉
熊手に刺さる
虫の穴
百幹の
風に籠れる
鹿のこゑ
青沼に
若き日の我
もみじ狩り
吾も世も
秋を抱ける
明日かな
風の背を
追うて紅葉の
散り頻る
前線が
流るる列島
紅葉染め