鳥羽僧正忌

鳥羽僧正忌

とばそうじょうき

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意味・由来

「鳥羽僧正忌(とばそうじょうき)」は、平安時代後期の高僧であり、天台座主を務めた覚猷(かくゆう、1053〜1140年)の陰暦9月15日の忌日を指す仲秋の季語です。鳥羽の証金剛院に住んだことから「鳥羽僧正」と称されました。僧正は絵画を好み、国宝『鳥獣人物戯画』の作者と伝えられてきたことから、日本における漫画・戯画の開祖としても親しまれています。高僧の追善でありながら、戯画に代表される軽妙洒脱なユーモアや風刺精神を偲ぶ季語として、俳諧の世界で古くから愛されてきました。

この季語で詠むコツ

鳥羽僧正忌を詠む際は、ただ仏事を悼む厳粛さだけでなく、『鳥獣人物戯画』を連想させる「蛙」「兎」「猿」などの小動物や、滑稽味・ユーモアをそっと忍ばせるのが王道の手法です。高僧への敬意と、クスッと笑える日常の一コマや飄々とした秋の情景を交差させることで、この季語ならではの軽みと味わいが生まれます。

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