草木黄落

草木黄落

そうもくきばみおつる

俳句びと 公式スマートフォンSNS

あなたの句を、世界に届けよう

季語辞典で見つけた素敵な言葉を使って、今日の一句を詠んでみませんか?無料で投稿でき、他の愛好家と交流できます。

意味・由来

「草木黄落(そうもくきばみおつる)」は、草の葉や木々の葉が黄色く色づき、やがて地面へと散り落ちていく晩秋の風情を表す季語です。古代中国の季節区分である二十四節気七十二候のひとつ「霜降(そうこう)」の末候(11月はじめ頃)に由来し、暦の上で冬の足音がすぐそこに迫っていることを告げる言葉でもあります。単に葉が落ちるだけでなく、生命がその役目を終えて静かに土へ還っていく、哀愁と自然の循環の美しさを内包しています。

この季語で詠むコツ

文字数が多いため、句全体の調べ(リズム)を整える工夫が必要です。七七の下五・下七に据えたり、あるいは中七に配して視線や感情を導く使い方が効果的です。また、「黄」という色彩と「落」という下降の動きがすでに言葉の中に含まれているため、散る様子を過剰に説明するのではなく、冷えゆく大気の感触や、葉が敷き詰められた道、残された静寂といった「周囲の情景・空気感」を取り合わせることで、晩秋特有の切なさと深みが際立ちます。

相性のいい言葉・取り合わせ

・空間・場所を表す言葉(「石畳」「山里」「古道」「日比谷」など) ・音や静けさを表す言葉(「靴音」「鳩の声」「鐘の音」「暮れゆく」など) ・人の感情や日常(「父」「母」「歩み」「窓辺」など)

草木黄落」の俳句例 (3件)

黄落や山鳩啼いて昼深し
飯田蛇笏【現代語訳】木の葉が黄色く色づいて散り敷く中、山鳩の声が響き、秋の昼の静けさが一段と深まっている。【鑑賞】木々の葉が散り落ちる静寂の森に、低く響く山鳩の声が重なります。秋の日差しの中で深まりゆく季節の寂寥感と、自然の懐の深さを見事に捉えた蛇笏の格調高い名句です。
草木黄落日和の坂をのぼりけり
岸風三楼【現代語訳】草木が黄色く色づき葉を落とすころ、穏やかな小春日和の坂道をゆっくりと登っていった。【鑑賞】晩秋の枯淡な気配の中にも、柔らかな陽光が注ぐ心地よい一日が描かれています。「日和」という温かみのある言葉と「草木黄落」の落ち着いた風情が調和し、歩みを進める作者の穏やかな心情が伝わってきます。
黄落期父病むことのしづけさに
能村登四郎【現代語訳】葉が黄ばみ散りゆくこの季節、病に伏せっている父の部屋にはただ深い静けさが漂っている。【鑑賞】生命の衰えを感じさせる晩秋の「黄落」と、病床にある父の姿を静かに重ね合わせた名句です。悲哀を前面に出すのではなく、ひっそりとした静けさを見つめることで、親を思う切実な情感と季節の移ろいが深く心に響きます。

みんなの「草木黄落」の詠み(人気順)

この季語を使った人気の投稿はまだありません。

みんなの「草木黄落」の詠み(新着)

この季語を使った「みんなの詠み」はまだありません。

あなたが最初の1句を詠んでみませんか?

関連する「」の季語