守護の天使の祝日

守護の天使の祝日

しゅごのてんしのいわいび

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意味・由来

「守護の天使の祝日」は、カトリック教会で10月2日に祝われる秋の季語です。キリスト教の伝統において、神はすべての人間に対して一人ひとりを危険から守り、善き道へと導く「守護天使(ガーディアン・エンジェル)」を遣わしていると信じられています。この日は、目に見えないその加護と導きに感謝を捧げる日です。俳句においては、秋の澄んだ空気感や静謐な祈りの情感を湛えた季語として用いられます。

この季語で詠むコツ

宗教的な厳粛さだけでなく、どこか温かく見守られているような安心感や、命の尊さ、幼子への慈しみを表現するのに適しています。秋の清らかな光、色づく木々、静かな夕暮れなど、秋の情景と組み合わせることで、目に見えない天使の存在感や気配を詩的に際立たせることができます。

相性のいい言葉・取り合わせ

  • 光・空:秋麗(あきうらら)、秋澄む、夕茜(ゆうあかね)、秋日(あきび)
  • 静けさ・祈り:聖堂、鐘の音、蝋燭、祈り、静寂
  • 守られる対象:幼子(おさなご)、寝息、歩み、小鳥

守護の天使の祝日」の俳句例 (3件)

守護天使われを離れず秋深む
相馬遷子【現代語訳】秋が次第に深まっていく中、守護の天使は片時も私から離れず見守ってくれている。【鑑賞】医師として結核と闘いながら生きた作者による句です。深まりゆく秋の寂寥感の中で、目に見えぬ守護天使の温かな存在をすぐ傍らに感じ、生かされていることへの静かな祈りと感謝が詠み込まれています。
守護天使降りたつごとき秋日かな
高田風人子【現代語訳】まるで守護天使が地上にそっと舞い降りてきたかのように、清らかで美しい秋の日差しであることよ。【鑑賞】秋の澄み渡る陽光の美しさを、天から降り立つ守護天使の純白の翼や気配に見立てた一句です。秋の豊かな光が世界を優しく包み込んでいる情景が鮮やかに浮かびます。
守護天使いまし給ふか秋の雲
大野林火【現代語訳】あの清らかな秋の雲のあたりに、守護天使がいらっしゃるのだろうか。【鑑賞】高く澄んだ秋空に浮かぶ白雲を仰ぎ見つつ、天使の姿を心に思い描いた句です。天空への憧れと、見えない存在に見守られているという敬虔な思いが素直な言葉で結実しています。

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