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白茯苓(しろぶくりょう)は、松の根に寄生するサルノコシカケ科のキノコの一種「マツホド」の菌核を乾燥させた生薬「茯苓」のうち、皮を剥いだ内部の白い部分を指します。滋養強壮や利尿、鎮静などの効果がある漢方薬として古くから重宝されてきました。また、この茯苓の粉末と砂糖などを練り合わせた白い干菓子・銘菓(茯苓糕など)を指すこともあります。秋に松林で掘り出されることや、滋養を求める深まる秋の気配と結びつき、秋の季語として扱われています。
白茯苓の持つ「白さ」「生薬の素朴な渋みや香り」「静けさ」「古風な風情」に着目して詠むのがポイントです。漢方薬としての養生・病の癒えゆく静かな時間、あるいは旅路の薬売りや宿場町の秋寂びた風景、茶席で供される上品な干菓子としての端正な佇まいなどを捉えると、深みのある秋の情緒を表現できます。
・視覚・色彩:白き包み紙、薬研(やげん)、松の根、古き町並み ・感覚・動作:噛む、煎じる、包む、ほろ苦し、淡し ・時候・自然:秋の風、秋の雨、秋の暮、松風、深秋
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