季語辞典で見つけた素敵な言葉を使って、今日の一句を詠んでみませんか?無料で投稿でき、他の愛好家と交流できます。
白魚(しらうお)は、シラウオ科の体長数センチほどの細長い小魚です。早春から春にかけて産卵のために海から川の河口や汽水域へと遡上してきます。生きているときは氷のように美しく透き通っており、水揚げされて息絶えると次第に白くなることから「白魚」の名がつきました。江戸時代には隅田川の名物として徳川将軍家にも献上され、春の訪れを告げる代表的な風物詩として親しまれてきた歴史があります。なお、ハゼ科の「素魚(しろうお)」とは別種ですが、俳句では春の澄んだ水や淡い命の象徴として同様の美意識をもって詠まれます。
白魚を詠む際の最大のポイントは、その「透明感」「小ささ」「はかなさ」をどう捉えるかです。水の中で泳ぐかすかな影や、透き通った体の中にぽつんと光る黒い目、すくい上げられた瞬間に消えゆく命のきらめきなど、繊細な視点を持つと情緒豊かな句になります。また、春の味覚としての一面も強いため、お吸い物や酒の肴、舟の上で味わう情景など、食の場面と結びつけるのも効果的です。大仰な言葉を使わず、春の水の清らかさや光のやわらかさと響き合わせるように詠むとよいでしょう。
・水温む、春の水、朧月(春の情緒を引き立てる言葉) ・四手網、篝火、舟、川波(漁の情景を描く言葉) ・椀、盃、醤油、膳(食膳の風情を表す言葉) ・透き徹る、微か、黒き目、掬ふ(繊細な様子を捉える言葉)
この季語を使った「みんなの詠み」はまだありません。
あなたが最初の1句を詠んでみませんか?行く秋に
野菊のそつと
佇めり
色褪せし
沈黙残る
行く秋や
行く秋や
雑木林へ
日照雨して
行く秋や
漁の手袋
冷ゆるなり
山染めて
紅葉衣を
まといけり
寛政の
庚申塔の
時雨れゆく

芭蕉が41歳で出た最初の文学の旅『野ざらし紀行』。名古屋・栄の「蕉風発祥の地」碑、七里の渡しで結ばれた熱田の宮の渡し公園…

2月は、立春を迎えて暦の上では春が始まる一方、まだ寒さの残る季節です。立春・春寒・余寒・梅・紅梅・猫の恋・初午・雪解・下…

3月の俳句の作り方を初心者向けに解説。春の始まりや景色の移ろいを表す3月の季語の選び方と、心に残った一つを一句にまとめる…