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「新涼(しんりょう)」とは、立秋を過ぎて初めて感じる、心地よい秋の涼しさを表す季語です。厳しい夏の猛暑を乗り越えたあと、朝夕のふとした瞬間に吹き抜ける風や空気の冷たさに、季節の確かな移ろいを感じた時の安堵と喜びが込められています。なお、単に「涼し」と言うと夏の暑さの中での爽快感を指す夏の季語になりますが、「新涼」や「秋涼し」は秋の訪れを喜ぶ秋の季語となります。
単に「涼しくて気持ちがよい」と心情を直接述べるのではなく、肌で感じた涼しさを日常の具体的な動作や身の回りの変化を通して描くのが上達の秘訣です。たとえば、薄手の上着を一枚羽織る仕草、温かいお茶の湯気の立ち上り方、開け放した窓から入る風の感触など、五感で捉えた変化を素直に写し取ってみましょう。暑さの残る日中との対比を意識すると、新涼の爽やかさがよりいっそう際立ちます。
・白湯、熱き茶、陶器 ・素足、襟足、袖、絹 ・朝風、窓辺、机、書物 ・夕餉、庭下駄、暮色
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