落し水

落し水

おとしみず

俳句びと 公式スマートフォンSNS

あなたの句を、世界に届けよう

季語辞典で見つけた素敵な言葉を使って、今日の一句を詠んでみませんか?無料で投稿でき、他の愛好家と交流できます。

意味・由来

「落し水(おとしみず)」とは、初秋から仲秋にかけて、稲刈りを控えた田んぼから水を抜くこと、またその抜かれて水路へと勢いよく流れ出る水を指す季語です。春の田植え以来、稲の成長を支えてきた田の水を落とす作業は、いよいよ収穫期が訪れたことを告げる農作業の大切な節目です。豊かな実りへの喜びとともに、青々としていた水田の風景が黄金色へと変わり、やがて水が引いていく季節の移ろいや一抹の寂しさを感じさせます。

この季語で詠むコツ

「落し水」を詠む際は、視覚だけでなく「聴覚」や「水の動き」に着目するのがポイントです。水口(みなくち)や樋(ひ)からサラサラ、あるいは勢いよく水路へと流れ落ちる音、水が引いた後の湿った土の匂いや露出する泥の質感を描くと臨場感が高まります。また、水が抜けていくダイナミックな動きと、静かに頭を垂れる黄金の稲穂という静と動のコントラストを意識すると、秋の深まりを情緒豊かに表現できます。

相性のいい言葉・取り合わせ

  • 水口(みなくち)、樋(ひ)、畦(あぜ)、水路
  • 泥、土の香、小魚、沢蟹(逃げ惑う生き物)
  • 黄金色、夕暮れ、日暮、秋の風、音の響き

「落し水」の俳句例 (2件)

うき草やしかも山田の落し水
松尾芭蕉『芭蕉俳句全集』(Wikisource)
くりからや三度起きも落し水
松尾芭蕉『芭蕉俳句全集』(Wikisource)

みんなの「落し水」の詠み

この季語を使った「みんなの詠み」はまだありません。

あなたが最初の1句を詠んでみませんか?

みんなの新着句

赤蜻蛉

絵と見えけるぞ

湿原に

ひとりゐの

鍋底さらふ

夜寒かな

大根干し

萎びて太さ

揃ひゆく

秋薔薇の

馨り掬ひて

休みけり

蜻蛉や

水辺に影の

連なりぬ

宵の酔い

新酒の樽割るるとき

戻りけり

関連する「秋」の季語

新年の季語も見てみませんか

新年の季語一覧

あわせて読みたい俳句の記事