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「囮守(おとりもり)」は、秋に行われる小鳥や鴨の猟において、仲間をおびき寄せるための「囮(おとり)の鳥」の番をし、小屋などに潜んで猟の機会をうかがう人を指す晩秋の季語です。囮を襲う鷹や獣から守りつつ、獲物が囮に誘われて近づくのをじっと息を潜めて待ちます。秋の静まり返った山野や水辺の寂寥感、そして狩猟特有の張り詰めた緊張感を漂わせる、情緒深く重みのある季語です。
「待ち続ける孤独や静けさ」と「猟の緊張感」の対比を描き出すのがポイントです。囮守は獲物に警戒されないよう、狭い草庵や藪の中の隠れ小屋で身を潜めています。夜明けの冷気、夕暮れの斜光、かすかな羽音や風の音など、五感で捉えた自然の機微を取り合わせることで、囮守の鋭い集中力や寂寥感を鮮やかに表現できます。
・自然・時間:夜明け、朝霧、夕日、暮色、山影、梢、冷気 ・感覚・動作:息を潜む、煙草の火、羽音、凝視す、待つ、草の庵(いお) ・心情:静寂、孤影、張り詰めた空気、侘しさ
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