水涼し
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意味・由来

「水涼し(みずすずし)」は、夏の厳しい暑さの中で、川や泉、池、湧き水、あるいは手水などの水に触れたり目にしたりした際に感じる、心地よい清涼感を表す季語です。 水は一年中そこにあるものですが、炎天下の中で出会う澄んだ水の冷たさや、きらめく水面、せせらぎの音は、とりわけ心と身体を癒やしてくれます。ただ「水が冷たい」という物理的な温度だけでなく、目や耳、肌で涼を感じる日本人の繊細な感性から生まれた言葉です。

この季語で詠むコツ

「水が涼しい」とそのまま述べるだけでは、説明的な句になってしまいがちです。五感を総動員して、どのような場面の水なのかを具体的に描写するのが上達の近道です。 例えば、触覚として「素足を浸す」「喉を潤す」、視覚として「木漏れ日が揺れる」「ガラスの器に注ぐ」、聴覚として「岩を打つしぶきの音」など、水を取り巻く動きや光、音を切り取ってみましょう。水そのものに焦点を当てつつ、日常のささやかな動作や風景を重ねることで、読み手にも鮮やかな涼感が伝わります。

相性のいい言葉・取り合わせ

夏の季語であるため、他の季節の季語が混ざらないよう注意し、無季の言葉や夏の風物と合わせましょう。 ・器や道具:柄杓(ひしゃく)、切子グラス、硝子鉢、井戸、水瓶 ・自然や風景:木陰、苔、川原、岩肌、水飛沫、せせらぎ ・動作や身体:素足、指先、掬う(すくう)、浸す、洗う

「水涼し」の俳句例 (1件)

鯉の水涼しく動きどうしかな
高浜虚子『五百五十句』(青空文庫)

みんなの「水涼し」の詠み

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