松落葉

松落葉

まつおちば

別の表記・呼び名:松の落葉(まつのおちば)

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意味・由来

「松落葉」は初夏の季語です。松は一年中緑の葉を保つ常緑樹ですが、決して葉が落ちないわけではありません。初夏の五月頃から六月頃にかけて新しい瑞々しい緑の葉が伸びるにつれて、役目を終えた前年や前々年の古い針葉が茶色く色づき、はらはらと落ちていきます。秋の紅葉による落葉とは異なり、生命力あふれる初夏の強い日差しの中でさらさらと乾いた音を立てて散り敷く様子に、古くから人々は清々しい風情を感じてきました。

この季語で詠むコツ

秋の落葉のような寂しさや衰退の情緒ではなく、初夏ならではの明るさや乾いた清潔感を意識することが大切です。松の木漏れ日、足裏に伝わる柔らかな感触、松林を吹き抜ける風の音、かすかに漂う松脂の香気など、五感を開いて観察してみましょう。また、青葉繁れる若々しい松の梢と、地上に広がる枯茶色の松落葉との色彩の対比を描くのも効果的です。

相性のいい言葉・取り合わせ

・情景描写の言葉:白砂、木漏れ日、箒目、参道、潮風、さらさらと ・動きを表す言葉:敷きつめる、踏みしだく、こぼるる、払ふ ・夏の季語との取り合わせ:夏の海、炎昼、夏日、清水

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