轡虫
autumn 動物

轡虫

くつわむし

俳句びと 公式スマートフォンSNS

あなたの句を、世界に届けよう

季語辞典で見つけた素敵な言葉を使って、今日の一句を詠んでみませんか?無料で投稿でき、他の愛好家と交流できます。

意味・由来\n「轡虫(くつわむし)」は、秋に発生するキリギリス科の昆虫です。その鳴き声が、馬の口に含ませる金属具「轡(くつわ)」が触れ合う音に似ていることから名付けられました。俗に「ガチャガチャ」とも呼ばれるように、その鳴き声は非常に大きく、激しい金属質な響きを持っています。スズムシやコオロギの美しく澄んだ声とは対照的に、圧倒的な音量で秋の夜の静寂をかき乱すような存在感が特徴です。\n\n### この季語で詠むコツ\n轡虫の最大の特徴である「激しい羽音」や「騒々しさ」をどう描写するかが鍵となります。単にやかましいと詠むのではなく、その音が途切れた瞬間の「静寂」や、騒音の裏にある「寂しさ」、あるいは夜の時間が刻一刻と過ぎていく様子など、周囲の情景や作者の心理とのコントラスト(対比)を描くと効果的です。\n\n### 相性のいい言葉・取り合わせ\n- 時間・光:夜長、深夜、月光、灯火、闇\n- 聴覚・静寂:静まり返る、鳴きやむ、耳を澄ます\n- 空間:庭の隅、草むら、生垣、窓の外

轡虫」の俳句例 (3件)

くつわ虫がちやがちやと夜をきざみけり
久保田万太郎【現代語訳】クツワムシがガチャガチャと騒がしく鳴いて、まるで秋の夜という時間を細かく刻んでいるかのようだ。\n【鑑賞】クツワムシの独特な鳴き声を、夜の静寂を刻む音として捉えた万太郎の代表句です。「ガチャガチャ」というオノマトペを用いることで、ただうるさいだけでなく、秋の夜の時間の経過を物理的に感じさせる見事な表現となっています。
くつわ虫月夜をのぼる柳かな
加舎白雄【現代語訳】月光が美しく照らし出す夜、クツワムシが柳の木を上へ上へと登っていくことよ。\n【鑑賞】江戸中期の俳人、加舎白雄の句です。通常は騒がしい鳴き声に注目されがちなクツワムシですが、この句では月夜の柳という優美な視覚的風景の中に配されています。光と影、そして静かな動きの調和が美しい絵画的な一瞬です。
轡虫鳴きやみてより夜のふけ
村上鬼城【現代語訳】あれほど騒がしく鳴き続けていたクツワムシが、ふと鳴きやんでから、いよいよ夜の深まりが身にしみて感じられる。\n【鑑賞】激しく鳴き響いていた音がふっと途切れた瞬間の、圧倒的な「静寂」を捉えた鬼城の傑作です。音の不在によって逆に夜の深さが強調され、読者の心にも深い静けさと秋の冷気が忍び寄るような余韻を残します。

みんなの「轡虫」の詠み(人気順)

この季語を使った人気の投稿はまだありません。

みんなの「轡虫」の詠み(新着)

この季語を使った「みんなの詠み」はまだありません。

あなたが最初の1句を詠んでみませんか?

関連する「」の季語