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「草じらみ(くさじらみ)」は、秋の季語です。特定の植物(セリ科のヤブジラミなど)を指すこともありますが、俳句においては一般に、ヌスビトハギやセンダングサ、オナモミといった、秋の野原を歩いた際に衣服やペットの毛にびっしりと付着する、いわゆる「ひっつき虫(実)」の総称として使われます。衣服にくっついてなかなか取れない煩わしさを、寄生虫の「虱(しらみ)」に例えた、ユーモラスで生活感あふれる季語です。
草じらみは、衣服に付着するという「触覚」や「具体的な動作」を伴う季語です。そのため、単に風景として描写するのではなく、「指でつまむ」「払う」「ちくちくする」といった身体的な感覚や動作を詠み込むと、臨場感が高まります。また、一生懸命に実を取り除く姿にはどこか哀愁や滑稽さが漂うため、旅の寂しさや一人ぼっちの時間を表現するのにも非常に適しています。
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