紅梅草
autumn 植物

紅梅草

こうばいぐさ

俳句びと 公式スマートフォンSNS

あなたの句を、世界に届けよう

季語辞典で見つけた素敵な言葉を使って、今日の一句を詠んでみませんか?無料で投稿でき、他の愛好家と交流できます。

意味・由来

紅梅草(こうばいぐさ)は、熱帯アメリカ原産のヒユ科の植物である「千日紅(せんにちこう)」の別名であり、俳句では秋の季語として扱われます。夏から秋にかけて、紅梅の花に似た、丸く鮮やかな紫紅色の頭花を長く咲かせることからこの名が付きました。花のように見える部分は葉が変形した「苞(ほう)」であり、乾燥しても色あせにくいため、古くから庭園に植えられるほか、仏花やドライフラワー(千日草)としても親しまれてきた歴史があります。

この季語で詠むコツ

紅梅草を詠む際は、その「色褪せない鮮やかさ」と「丸く愛らしい形」、そして「どこか寂しげな佇まい」に着目するのがコツです。秋が深まり、周囲の自然が色彩を失っていく中で、この花だけがぽつんと赤く残り続ける対比を捉えると効果的です。また、仏前や病床といった静かな空間に飾られている様子を描くことで、日常の寂寥感や、小さくも強い生命力を表現することができます。

相性のいい言葉・取り合わせ

  • 時間や光の移ろいを示す言葉:「日暮れ」「夕闇」「ともし火」「影」
  • 静寂や孤独、人の気配を感じさせる言葉:「淋し」「仏壇」「病室」「畳」
  • 色彩や質感のコントラストをなす言葉:「白砂」「枯れゆく」「色褪せぬ」

紅梅草」の俳句例 (3件)

砂川や日は暮れかかる紅梅草
正岡子規【現代語訳】砂がちで荒涼とした川原のそばで、太陽は今まさに沈もうとしている。その寂しい夕闇が迫る中に、紅梅草の鮮やかな赤色だけがぽつんと浮かび上がっている。【鑑賞】夕暮れ時のわびしい風景の中に咲く紅梅草を写生した句です。「砂川」という白茶けた背景と、暮れなずむ光の中でひときわ引き立つ「紅梅草」の赤い色とのコントラストが鮮やかで、一抹の寂しさを漂わせています。
病人の爪うつくしき紅梅草
正岡子規【現代語訳】病床に伏せっている人の手元を見ると、その爪が透き通るように美しい。その枕元には、健気に咲く紅梅草が生けられている。【鑑賞】長く病床にあった子規自身の観察眼、あるいは見舞い客や看護する人の手元を見つめた視線が感じられる句です。病人のやや青白い、しかし美しく整えられた爪と、赤く生き生きとした紅梅草の生命感が重なり合い、静かな対比と優しさが描き出されています。
淋しさのそこひもなくて紅梅草
久保田万太郎【現代語訳】この身に染み入る寂しさには、底というものがなく無限に深いように感じられる。そんな果てしない孤独の中で、紅梅草がぽつりと咲いている。【鑑賞】「そこひ(底)」もないほどの深い寂寥感を詠んだ久保田万太郎の代表的な一句です。秋の寂しさに沈む心境と、色褪せることなく咲き続ける紅梅草の、小さくも頑なな赤色が見事に調和し、都会的な哀愁と乾いた孤独感を象徴しています。

みんなの「紅梅草」の詠み(人気順)

この季語を使った人気の投稿はまだありません。

みんなの「紅梅草」の詠み(新着)

この季語を使った「みんなの詠み」はまだありません。

あなたが最初の1句を詠んでみませんか?

関連する「」の季語