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「今年藁(ことしわら)」とは、その年の秋に刈り取って脱穀したばかりの新しい稲藁(いなわら)のことです。古くからある藁(古藁)が乾燥して褪色しているのに対し、今年藁にはまだほのかな青みが残り、特有の香ばしく清々しい新藁の匂いがあります。収穫の喜びや実りの秋の充実感を象徴する、生活感と温かみに満ちた晩秋の季語です。
「今年藁」を詠む際は、視覚だけでなく「匂い(嗅覚)」や「手触り(触覚)」などの五感を意識することが大きなポイントです。新藁を束ねたり、干したり、納屋に運んだりする農村の情景や、家畜の敷き藁に使う場面などを具体的に捉えると、生活の実感がこもった生き生きとした句になります。「新藁の香」「みずみずしさ」といった新しい生命の息吹を表現しましょう。
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