ころ柿
autumn 生活

ころ柿

ころがき

俳句びと 公式スマートフォンSNS

あなたの句を、世界に届けよう

季語辞典で見つけた素敵な言葉を使って、今日の一句を詠んでみませんか?無料で投稿でき、他の愛好家と交流できます。

意味・由来

「ころ柿(枯柿・枯野柿)」とは、皮をむいた渋柿を天日や寒風に晒して乾燥させた「干し柿」のことです。かつて柿を並べて天日で乾かす際、均一に日が当たるよう時々「ころころ」と転がしたことからこの名がついたと言われています(甲州名産の「枯露柿」などでも有名です)。晩秋から初冬にかけて、農家の軒先や庭先の棚に鮮やかな飴色の柿がずらりと並ぶ光景は、日本の懐かしい田園風景の象徴であり、冬を迎える準備の温もりを感じさせます。

この季語で詠むコツ

ころ柿の魅力は、その「甘み」「乾燥していく過程」「晩秋の光」にあります。単に柿そのものを描写するだけでなく、秋の柔らかな日差し(小春日和)や、吹き抜ける冷たい風、山里の静けさといった周囲の環境を取り合わせると情景が鮮やかに立ち上がります。また、手作業の素朴さや、家族の営み、旅先で出会った風景など、人肌のぬくもりを感じさせる要素を織り込むと情緒豊かな一句になります。

相性のいい言葉・取り合わせ

  • 光・気候: 「日和(ひより)」「日向(ひなた)」「秋日」「初雪」「寒風」
  • 場所・風景: 「山里」「軒端(のきば)」「縁側」「筵(むしろ)」「棚」
  • 動作・状態: 「干す」「並ぶ」「甘む」「揉む」「粉を吹く」

ころ柿」の俳句例 (3件)

ころ柿や日あたりのよき縁の端
正岡子規【現代語訳】縁側の端のよく日の当たる場所に、ころ柿が干してあることだよ。 【鑑賞】晩秋の穏やかな日差しが差し込む縁先に、ころ柿が並べられている平和で長閑な日常を捉えた句です。病床にあっても季節の光と生活の温かさを愛おしんだ子規らしい、素朴で明るい写生の名句です。
ころ柿の落ちて音なき日和かな
夏目漱石【現代語訳】干してあったころ柿がぽとりと落ちても、音すら立たないほど静かで穏やかな小春日和であることだ。 【鑑賞】柔らかな干し柿が落ちても音がしないほどの静寂と、あたたかな日差しの心地よさが見事に描写されています。「音なき」という表現によって、山里や庭の深閑とした空気感が際立っています。
ころ柿に初雪ふりぬ山づたひ
加賀千代女【現代語訳】軒先に干されたころ柿に、山伝いにやってきた初雪がうっすらと降りかかった。 【鑑賞】飴色に熟して乾きゆくころ柿のオレンジ色と、降り始めの初雪の白さの対比が絵画のように美しい一句です。季節が晩秋から本格的な冬へと移り変わる瞬間の冷涼な美を鮮やかに描き出しています。

みんなの「ころ柿」の詠み(人気順)

この季語を使った人気の投稿はまだありません。

みんなの「ころ柿」の詠み(新着)

この季語を使った「みんなの詠み」はまだありません。

あなたが最初の1句を詠んでみませんか?

関連する「」の季語