毛虫
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意味・由来

「毛虫」は、蛾や蝶の幼虫のうち体に毛が生えているものの総称で、初夏から夏にかけて盛んに活動することから夏の季語とされています。樹木の葉を旺盛に食い荒らすため、古くから園芸や農業では厄介者として扱われてきました。しかし俳句の世界では、単に嫌われ者として描くだけでなく、そのユーモラスな這い方や強烈な生命力、独特の姿かたちに潜む美しさや滑稽味を見出し、古くから親しまれてきた季語です。

この季語で詠むコツ

「気持ち悪い」「刺されたら痛そう」という主観的な嫌悪感だけで終わらせないことが上達のコツです。毛虫の波打つような独特の歩行や、一心不乱に青葉をかじる様子、あるいは木から糸を引いてふいに落ちてくる瞬間など、具体的な動きや視覚的な面白さを写生してみましょう。また、小さな毛虫の存在と、夏の広大で強い日差しや深い樹木との対比を意識すると、句に奥行きと味わいが生まれます。

相性のいい言葉・取り合わせ

・青葉(あおば)、新緑、木漏れ日、昼下がり ・歩み、背中、影、ひとすじ、突風 ・縁側、箒(ほうき)、石段、庭土

「毛虫」の俳句例 (3件)

教会の桜の毛虫焼かれけり
美しき毛虫を掃くや山の寺
毛虫居たり竹の手すりの仮本堂

みんなの「毛虫」の詠み

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