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「から群るる(からむるる)」は、秋の季語で、主に「雀群るる(すずめむるる)」の傍題として使われます。秋の収穫期を迎えた田畑に、たわわに実った稲穂や粟などを目当てに、雀などの小鳥たちが大群となって押し寄せ、騒がしく飛び交う様子を指します。「から」は「群がる」様子を強調する接頭辞、あるいは「一斉に」といった意味合いを含んでいるとされ、一斉に飛び立ち、また一斉に降り立つ鳥たちのダイナミックな生命の躍動感を表現した言葉です。
この季語の魅力は、何といってもその「動と静の対比」と「聴覚的な響き」にあります。雀たちが一斉に羽ばたく音や、賑やかな鳴き声を意識して詠むと、臨場感が生まれます。また、群れ全体の大きな動きを描写する一方で、群れの周囲にある静かな風景(澄んだ秋の空、冷涼な風など)に焦点を当てることで、対比による深い奥行きを表現することができます。
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