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「唐荏(からえ)」とは、シソ科の一年草である「エゴマ(荏胡麻)」の別名です。古代に中国から渡来したため「唐」の名を持ちます。秋になると白い小さな花を咲かせ、その後、無数の実を結びます。この実から搾られる「荏の油」は、古くから灯火用や傘の防水用など、人々の暮らしに欠かせないものとして重宝されてきました。実りの秋に畑一面に広がる、素朴でどこか懐かしい風景を代表する季語です。
唐荏は華やかな植物ではないため、その素朴な佇まいや生活に密着した雰囲気を捉えることが大切です。実が熟してカサカサと鳴る音、秋風に揺れる様子、畑で干されている情景など、五感を使って静かな農村の風景や生活の営みを描写すると、季語の持つ味わいが引き立ちます。
・風(風の音、秋風、夕風) ・日差し(夕日、西日、干す) ・農村の風景(畑、露、道、農家)
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