紙幟

紙幟

かみのぼり

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意味・由来

「紙幟(かみのぼり)」とは、端午の節句(初夏)に男の子の健やかな成長を祈って立てる、紙で作られた幟(のぼり)のことです。布製の立派な幟に対して、和紙などに武者絵や家紋、鯉などを描いた紙幟は、江戸時代から庶民の間で親しまれてきました。軽やかで素朴な風情があり、庶民の温かい生活感や子供への愛情が感じられる初夏の季語です。

この季語で詠むコツ

布製とは異なる「紙」ならではの質感や特徴に着目して詠むのが効果的です。風をはらんでカラカラと鳴る乾いた音、初夏の強い日差しに絵柄が透けて見える様子、あるいは雨を心配して慌てて取り込む家庭的な日常風景などを切り取ると、実感がこもった生き生きとした俳句になります。威風堂々とした勇壮さよりも、軽快さや親しみやすさを意識してみましょう。

相性のいい言葉・取り合わせ

・五月晴(さつきばれ/仲夏の季語) ・薫風(くんぷう/初夏の季語) ・青空、天(無季) ・軒先、庭(無季) ・音(擦れる音、乾いた音など/無季)

「紙幟」の俳句例 (1件)

笈も太刀も五月にかざれ紙幟
松尾芭蕉『芭蕉俳句全集』(Wikisource)

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