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「十字架祭(じゅうじかさい)」は、キリスト教においてキリストが架けられた十字架を記念・称賛する「聖十字架称賛の祝日(毎年9月14日)」に由来する仲秋の季語です。4世紀にローマ皇帝コンスタンティヌスの母・聖ヘレナがエルサレムで「真の十字架」を発見し、聖墳墓教会が奉献された故事に基づきます。日本でもキリスト教の定着とともに俳壇に導入され、初秋の澄んだ空気の中で行われる厳かなミサや教会の佇まいを詠む季語として用いられます。
キリスト教の神聖で静謐な空気感と、初秋ならではの透明度の高い光や澄み渡る青空とを取り合わせるのが基本です。教会の堂内(ステンドグラスやパイプオルガン、灯火)の厳粛な情景を描くのも魅力的ですし、秋晴れの丘に建つ教会の鐘の音や海風など、広がりを感じさせる自然の描写と重ねることで、格調高い一句に仕上がります。
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